弊社では、GPSデータをもとにした地図のトレース実験を行っており、GPS、ジャイロセンサーを適時に使用して正しく道路上へのマッチングを行うことを目的として実験・検証を行っています。
その一部を掲載します。
GPS(全地球測位システム / グローバルポジショニングシステム)を用いた位置情報の取得と、マップ上へのプロットはある条件下でなければ、すでに容易に可能となっている。
その条件とは、GPSが取得できない場所(トンネル、階層化された道路など)が該当する。
首都圏付近で見てみると、次のような場所が思いつく。
レインボーブリッジ下の一般道路
この地図は、GPSから取得できた値をプロットしたものである。
走行時は片側2車線の道路の、外側、つまり海側を走行した。
@で示すスタート地点からAの終点まで示しているが、この道路は階層化されている箇所で、上部を首都高速、下部が一般道で構成されている。
左右は海上なので周辺の遮蔽物は存在しない。
このような状況下では、GPSのデータは御覧の通りに乱れ、道路から外れて海上を走行したことになっている。
拡大すると次のようになる。
これを道路上のルートに合わせこむためにマッチング技法を用いて、補正したのが下の地図となる。
紫色の点が補正後の走行軌跡となり、正しく道路上を走行したことになっていることがわかる。
一例でしたが、このようなマッチング補正技術の開発も弊社では行っています。
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